コンタクトレンズ

コンタクトレンズの購入は眼科医による処方箋が必要です。

※受診の際は、受付終了時間の30分前までにご来院をお願いします。

 

どうして眼科での処方箋が必要なの?

患者様が正しく、また安全にコンタクトレンズを使用していただくためには、コンタクトレンズの処方箋(コンタクトレンズ指示書)は不可欠です。
そもそもコンタクトレンズは、高度管理医療機器です。処方箋がない、つまり医師の判断を経ずに選んだコンタクトレンズが目に合っていないと、目の健康トラブルをきたすリスクが高くなってしまいます。

眼科で検査する内容

視力はもちろん、目の健康状態やコンタクトレンズへの適性の有無のチェックを行います。
その上で、度数だけでなく、レンズのカーブ・直径を考慮してコンタクトレンズを処方します。また、メーカーごとに特徴に差がありますので、そういったことにも配慮がなされます。
目の健康状態やライフスタイルによっては、1デイ、2ウィーク、1マンスのどれが合っているのかといったアドバイスも受けられます。

コンタクトレンズの購入方法

処方箋を持ってコンタクトレンズの販売店に行く、あるいはインターネットで購入する、という方法が一般的ですね。
ただ、ネット通販の場合にも、“眼科医の処方・指示に基づく販売”が推奨されていますので、眼科医の診断・処方が大切になることには変わりありません。

当院で取扱いのコンタクトレンズ

当院で取扱いのコンタクトレンズ

1日使い捨てタイプ

1dayPureうるおいプラス 32枚/シード 1dayPureうるおいプラス 32枚/シード
バイオトゥルー ワンデー 30枚/ボシュロム バイオトゥルー ワンデー 30枚/ボシュロム
ワンデー アキュビュー モイスト 30枚/ジョンソン&ジョンソン ワンデー アキュビュー モイスト 30枚/ジョンソン&ジョンソン
ワンデー アキュビュー オアシス 30枚/ジョンソン&ジョンソン ワンデー アキュビュー オアシス 30枚/ジョンソン&ジョンソン
1dayPureうるおいプラス 乱視用 32枚/シード 1dayPureうるおいプラス 乱視用 32枚/シード
ワンデー アキュビュー モイスト 乱視用 30枚/ジョンソン&ジョンソン ワンデー アキュビュー モイスト 乱視用 30枚/ジョンソン&ジョンソン
アイコフレ ワンデー UV 32枚/シード アイコフレ ワンデー UV 32枚/シード
ワンデー アキュビュー ディファイン モイスト 30枚/ジョンソン&ジョンソン ワンデー アキュビュー ディファイン モイスト 30枚/ジョンソン&ジョンソン
1dayPureうるおいプラスマルチステージ 32枚/シード 1dayPureうるおいプラスマルチステージ 32枚/シード

2週間使い捨てタイプ

2weekPureうるおいプラス 6枚/シード 2weekPureうるおいプラス 6枚/シード
2ウィーク アキュビュー 6枚/ジョンソン&ジョンソン 2ウィーク アキュビュー 6枚/ジョンソン&ジョンソン
アキュビュー オアシス 6枚/ジョンソン&ジョンソン アキュビュー オアシス 6枚/ジョンソン&ジョンソン
メダリスト 66 トーリック 6枚/ボシュロム メダリスト 66 トーリック 6枚/ボシュロム
アキュビュー オアシス 乱視用 6枚/ジョンソン&ジョンソン アキュビュー オアシス 乱視用 6枚/ジョンソン&ジョンソン
2weekPureマルチステージ 6枚/シード 2weekPureマルチステージ 6枚/シード

ハードコンタクトレンズ

AS-LUNA 1枚/シード AS-LUNA 1枚/シード

はじめてのコンタクトレンズ購入の流れ

ご来院・受付

※重要※ 必ず定期検査に来院してください診療受付終了時間の30分前までにご来院ください。

問診

問診問診票または口頭で、現在の疾患の有無、アレルギーの有無を確認します。

各種検査

各種検査視力検査、眼圧検査、屈折検査などを行います。

テスト用レンズの装用・種類の決定

テスト用レンズの装用・種類の決定テスト用レンズを使用し、見え方、装着感を確認し、決定します。
ソフトコンタクトレンズ(1デイ、2ウィーク、1マンス)、ハードコンタクトレンズの中からお選びいただけます。

使用方法の指導

使用方法の指導種類に応じたコンタクトレンズの使用方法、注意点、定期検査のことなどをお伝えします。
ご帰宅後はご自身で取り外しを行っていただくことになりますので、ご不明・ご不安な点がございましたら、遠慮なくお尋ねください。

タイプ別コンタクトレンズの選び方

タイプ別コンタクトレンズの選び方

ランニングコストが気になる場合

ハードコンタクトレンズは、慣れるまでに時間がかかりますが、正しく使用すれば2~3年は新調が不要であり、経済的です。ご不安な方は、まずハードコンタクトレンズを使用してみて、1カ月後に判断するという方法をおすすめします。

アレルギーで目がかゆくなりやすい場合

使い捨てタイプのソフトコンタクトレンズをおすすめします。アレルギーの症状が強い方には、1デイタイプのものが良いでしょう。より清潔に使用することができます。

ドライアイが気になる場合

ハードとソフト、どちらでも使用できるのであれば、乾燥しにくいハードコンタクトレンズをおすすめします。
ソフトコンタクトレンズを選択せざるを得ない場合には、乾燥しにくい低含水タイプのもの、あるいはワンデイタイプのものを使用されると良いでしょう。

乱視がある場合

矯正力の高いハードコンタクトレンズをおすすめします。
スポーツをする方など、ハードコンタクトレンズを使用できない方は、乱視矯正用のソフトコンタクトレンズが良いでしょう。

遠近両用の場合

遠近両用のバイオフォーカルレンズというコンタクトレンズがあります。近距離と遠距離、どちらも一定程度見えるというタイプです。

コンタクトレンズがゴロゴロする・違和感がある場合

コンタクトレンズがゴロゴロする・違和感がある場合コンタクトレンズがゴロゴロする、違和感があるというときには、まずはそのコンタクトレンズを外してみましょう。外したのに同じような症状が続く場合には、角膜に異常が生じている可能性があります。

考えられる角膜の病気

点状表層角膜症

角膜の最上部にある上皮細胞の一部が脱落している状態です。自覚症状はほとんどありません。酸素不足、摩擦などを原因とし、進行すると脱落がどんどんと大規模になり、角膜上皮びらんという状態になります。

角膜上皮びらん

点状表層角膜症が悪化した状態です。角膜の上皮細胞が大きく脱落しています。
目がしみる、異物感などの症状からはじまり、進行すると目の痛み、充血、瞼の腫れなどの症状をきたします。さらに進行すると、角膜浸潤や角膜潰瘍に至ります。

角膜浸潤

角膜に傷、炎症が生じている状態です。
激しい目の痛み、充血などの症状を伴います。ソフトコンタクトレンズを装着しているあいだは症状が和らぎまずが、決して放置しないでください。

角膜潰瘍

角膜に深い傷が生じ、“実質”という層にまで達している状態です。
激しい目の痛み、充血などの症状を伴います。また、目のバリア機能の低下により、感染を起こしやすくなります。細菌や真菌に感染して潰瘍が悪化すると、失明に至るケースもあります。

コンタクトレンズQ&A

コンタクトレンズQ&A

使用中にコンタクトレンズが割れて、目を傷つけるということはありますか?

可能性としてはありますが、現在のところそのような報告はありません。一方で眼鏡の場合には、破損・怪我の事故がときどき起こります。

眼鏡と併用してもいいのでしょうか。併用することで目が悪くなるということはありませんか?

生活している中で、どうしても眼鏡があった方が便利という場面が出てきます。また、コンタクトレンズと眼鏡を併用することで目が悪くなるということもありません。
できるだけ、眼鏡も作っておくことをおすすめします。

コンタクトレンズは、どんなときに使えなくなりますか?

まず、ソフトコンタクトレンズの1デイ、2ウィーク、1マンスのそれぞれの期間は必ず守ってください。それより前に使えなくなるとすれば、ソフトコンタクトレンズであればキズがついたとき、破れたときなどです。
ハードコンタクトレンズであれば、割れたとき、裏返ったとき、変形したとき、あるいは試用期間(2~3年)が経過したときです。
その他、コンタクトレンズや目に異常を感じたときには一旦使用を中止し、眼科を受診してください。

斜視でもコンタクトレンズは使用できますか?

はい、可能です。特に不同視を原因として生じた後天的な斜視については、早期にコンタクトレンズの使用を開始することで改善が期待できます。

白内障の手術を受けたのですが、コンタクトレンズの使用はできますか?

はい。経過が良好であれば、手術から1~2カ月後から使用が可能です。

スポーツ中もコンタクトレンズを使用できますか?

はい。使用していただけます。ただ、外れて紛失してしまう可能性もあるため、経済的な観点から、できるだけソフトコンタクトレンズを使用されることをおすすめします。