白内障手術

白内障手術は蒼生病院にて院長が行います

白内障手術は蒼生病院にて院長が行います日本眼科学会専門医である院長が、提携先であり高度な設備の整った蒼生病院の手術室で白内障手術を行います。
また手術は、入院なしの日帰り・入院手術に対応しております。高齢の方・基礎疾患をお持ちの方には入院での手術をおすすめしています。どうぞご安心の上、ご相談ください。

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白内障手術の方法

濁りの生じた水晶体を取り除き、人工の水晶体「眼内レンズ」を挿入します。

眼内レンズの種類について

手術により挿入した眼内レンズは、特にメインテナンスなしで長期間あるいは生涯使用していただけます。
なお、単焦点レンズにつきましては健康保険が適用されますが、多焦点レンズは健康保険の適用外となります。

単焦点レンズ

近くを見ることの多い人は近距離に焦点を合わせたレンズを、遠くを見ることの多い人には遠距離に焦点を合わせたレンズを使用します。
それぞれ、見えにくい距離でものを見るときには眼鏡かコンタクトレンズが必要になります。

白内障手術の費用

単焦点眼内レンズ 1つの距離にのみピントを合わせるレンズ 保険適用 (自己負担割合によって金額が異なります)

白内障手術の流れ

来院・受付

白内障手術は、蒼生病院にて行います。できるだけご家族などの付き添いの方とお越しください。
お化粧をせず、公共交通機関またはお付き添いの方の運転する車でお越しください。(患者様は術後直後から1週間程度、車の運転はできません)

各種検査・点眼

血圧測定や点眼を行ったのち、手術の順番をお待ちいただきます。

手術

手術手術は、点眼での局所麻酔下で行います。術中も意識はありますが、痛みはありません。
手術そのものは、10~20分ほどで終了します。

手術後の注意点をご説明

手術後、しばらく安静にしていただいた後、ご帰宅後の注意点などをお伝えします。

定期検診

定期検診手術の翌日、2~3日後、1週間後、2週間後を目安に定期検診を行います。
眼鏡やコンタクトの新調につきましてもご相談いただけます。

手術後の注意点

手術後の注意点

手術後当日

  • 傷口は完全には塞がっていません。違和感などがあっても、瞼を押さえたりしないでください。
  • お風呂はお控えください。
  • お食事は通常通り摂っていただいて構いません。ただし、アルコールはお控えください。
  • 読書やテレビ観賞など、目の負担になることはお控えください。
  • 強い痛みが生じたときには、すぐにご連絡ください。
保護眼鏡について
  • 術後1週間は、紫外線のカット、風・埃からの目の保護のため、保護眼鏡を着用していただきます。
点眼について
  • 点眼をする前には必ず手を洗ってください。
  • 下まぶたを引いて目を開き、点眼します。点眼びんの先端が目、まつげと触れないように注意してください。

手術後次の日

  • お風呂に入っていただけますが、洗髪・洗顔は引き続きお控えください。
  • 少量でしたら、アルコールを摂っていただいても構いません。
  • 読書やテレビ観賞などを再開してくださって構いません。ただし、目が疲れない程度にしてください。

手術から2日後

  • 洗髪・洗顔の再開が可能です。ただし、洗髪時には目に水や洗剤が入らないようにしてください。心配なときには、美容室や理容室の利用(カットなしで洗髪だけしてもらえます)、ご家族にご協力いただくなどの方法をとってください。

手術から1週間後

  • 日常生活での制限はなくなります。
  • 経過が良好であれば、車の運転も再開していただけます。

手術から1か月後

  • 激しい運動なども再開していただけます。
  • 視力が安定してくる時期ですので、眼鏡・コンタクトの新調が可能になります。

手術後のよくある症状

手術後のよくある症状

手術翌日から見え方がまぶしすぎるように感じる

濁った水晶体から透明な眼内レンズに変わったため、眩しさを感じることがあります。
次第に改善されていきます。保護眼鏡、サングラスなどで対処していただけます。

ものが少し青っぽく見える

手術前の黄色っぽい見え方から、少し青っぽい見え方に変わります。
違和感は次第に解消されていきます。

黒い虫のようなものが飛んでいるように見える

手術前のかすみが改善されたことにより、飛蚊症が気になることがあります。
次第に気にならなくなりますが、改善されない場合には、眼底検査などを行いその原因を調べる必要があります。

光の方向によって視野の周りに薄い膜があるように見える

眼内レンズの縁で光が反射し、視野の周りに雲状の像が生じることがあります。
次第に気にならなくなりますので、ご安心ください。

白内障手術Q&A

白内障手術Q&A

白内障は、薬では治らないのでしょうか?

薬で進行を抑制することができますが、根本的に治すためには手術が必要になります。

白内障は、視野が白っぽくなる病気ですか?

白っぽく見えることもありますが、そうならないこともあります。
その他、視力の低下、眩しさなどの症状が生じることがあります。

白内障によって失明することはありますか?

ずっと治療せずに放置していれば、失明します。しかしその前に治療を行えば、失明に至ることはまずありません。

手術では痛みを感じますか?

局所麻酔下で行いますので、痛みを感じることはありません。効き目が不十分な場合には、麻酔を追加します。

手術のために入院することになりますか?

医療機関や目の状態、全身疾患の有無によって異なります。
当院では基本的に、入院なしの日帰り手術にて対応します。

手術後、白内障が再発することはありますか?

取り除いた水晶体が入っていた袋の濁りにより、後発白内障が起こることがあります。
ただし、後発白内障はレーザーでの治療が可能です。そしてその後には再発することはありません。

手術の費用はどれくらいかかりますか?

単焦点レンズを使用した保険適用の白内障手術(日帰り)の場合、費用の目安は以下のようになります。

  • 1割負担の場合:片眼15,000円前後/両眼30,000円前後
  • 3割負担の場合:片眼45,000円前後/両眼90,000円前後

仕事への復帰はいつごろになりますか?

デスクワークの場合、手術翌日からの復帰も可能です。
肉体労働の場合は、1~数週間、お休みいただく必要があります。できるだけお仕事に支障のないように手術の日程を調整いたします。